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クラシック魔の遊戯あるいは標題音楽の現象学 講談社選書メチエ

MITSUTOSHI KYO

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062585712
ISBN 10 : 4062585715
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan

Content Description

本書は、複製技術時代ならではの禁断の遊びに足を踏み入れます。禁断の遊びとは、ある曲のさまざまな演奏者・指揮者によるCD(レコード)を徹底的に聴き比べて、それに対して批評を加えるということです。
取り上げられる四曲はいずれも有名なものばかり。ヴィヴァルディ『四季』《春》、スメタナ『我が祖国』《モルダウ》、ベルリオーズ『幻想交響曲』、ムソルグスキー『展覧会の絵』がその対象となります。しかし、聴き比べとは言っても、名盤を選び出すわけではありません。演奏者・指揮者の優劣をつけることも目指しません。
あえて、印象批評を前面に押し出し、同じ曲を徹底的に聴き続けることで、その曲のもっている「本質」をあぶり出すことを目標にしています。異色のクラシック音楽論です。

著者
1965年、東京都生まれ。慶應義塾文学部美学美術史専攻卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程助教授を経て、現在、慶應義塾大学法学部教授。クラシック音楽評論家、文芸評論家。専門はドイツ文学、音楽史。主な著書に、『昭和のドラマトゥルギー』(講談社選書メチエ)、『世界最高のクラシック 』『世界最高の日本文学』(ともに光文社新書 )、『最高に贅沢なクラシック』(講談社現代新書)などがある。

【著者紹介】
許光俊 : 1965年生まれ。慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程助教授を経て、慶應義塾大学法学部教授。専門はメディアと芸術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kunio Hanaoka

    許光俊の本は5冊ほど読んでいる。いずれもクラシック関連だが、この本はいかに音楽を言語化するか、という色彩の最も濃いものとなっていて、美学を専攻している筆者の面目躍如といったところ。「幻想交響曲」と「展覧会の絵」について書かれていたので読んだのだが、その表現たるや「内面を描写しつつ、孤独の心象風景たる野が聴く者の目の前に現前する」(ストコフスキーによる幻想交響曲の第3楽章)、「作曲家の憂鬱が希有で、真性の憂鬱である」(ケーゲルの同曲)といった感じが延々と続く。こうまで書かれると聴かないわけにはいかなくなる。

  • hr

    カラヤンの幻想交響曲に出会えたのが収穫。モルダウでボールトの演奏の紹介がないのが寂しい。

  • vladimir-kyoto

    演奏をこんな解釈できるものかといつも感心させられる。あと、CD紹介がないのはこの本の性格上か?

  • やま

    著者とはあまり好みが合わないが、褒めているCDは不思議と聴いてみたくなる。

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